取材

K-POPカバーダンス教室YUMYUMのエリさんにインタビュー

 

山崎エリ 1995年 米子生まれ米子育ち 小学生の頃にチアダンスを習い始め、踊ることが大好きになる 高校卒業後上京、芸能系専門学校に入学し、舞台経験を積む。そこで出会った仲間の影響でK-POPに出会い魅了される。卒業後も東京で活動を続け、2018年に地元で「K-POPカバーダンス教室YUMYUM」を開講する。

 

 

Uターンのきっかけは地元での教習!?

私は生まれも育ちも米子で、高校卒業後は上京して、芸能関係の専門学校でダンスをしていました。

専門学校に2年間通って、卒業後は小さなプロダクションに入ってダンスの活動を続けてたんですけど、

それが一旦落ち着いて「田舎の空気でも吸いに帰るか〜」と思って車の免許を取りに帰って来たんです。

そのタイミングでダンスのイベントが米子であって、知り合いから「出ない?」と誘われて、免許を取りに戻ってきてなんやかんやの流れで今に至ります。

帰って来た時は今後何しようかとか考えていなくて、だから逆に何やってもいいかなと思って。

 

Uターン後もダンスを中心に活動

現在はK-POPのカバーダンスを専門に教えるダンス教室「YUMYUM」と、
教室とは別のところで自分が他のチームとして、大阪とかで行われているダンスのイベントに出たりしています。

ダンス以外のことは全然してないです。

教室だと週に10本くらい、それに加えて個人で頼んでくれる方も何組かいるので、その方達に合わせたプログラムも行なっています。

結婚式の余興で頼んでくれた方も居て、一緒に振り付けを考えるのとか楽しかったです。

去年の4月から始めて1年半くらいになるけど、ここまで規模を大きくするつもはありませんでした。

教えることは初めてだったから、最初は1500円でやってて、自分の勉強というか今後の自分の活動のためになればと思って教室をやってたんですけど、きてくれる生徒さんと関わっていく中で得るものがすごく多くて、続けてみたいなと思って今も続けることができています。

「K-POP好きだからきました!」

って言ってくれる人もいるし、これまで関わってきた人たちだけど、特に連絡も取っていなかった友達も、ダンス教室を始めたって聞いたから遊びに来てくれることがあったり。

自分の中で「YUMYUM」は人と会う場所になっていて、それが今も教室を続けている理由です。

 

ダンスをしている時だけ唯一弾けることができた

ダンスを始めたのは小学校1年生からで高校3年生までの12年間同じ教室に通って、そこでずっとやってたことが今の活動の土台になっています。

気持ちもだし、身体の動かし方とかも含めて。

私が通っていたダンスの先生が、母が通っていたエアロビクスの教室の先生で、その頃から私も混じってエアロビクスをやっていたみたいで。

当時から踊ることに対して抵抗もなくて、「先生がダンス教室をやってるから行ってみたら?」と母に言われたことが、ダンスを始めたきっかけです。

ダンスを始めようと思って始めたわけではないけど、ダンスが楽しかったのでずっと続けていました。

その先生のことがとても好きで、先生がやるレッスンの時間が本当に楽しいし、居心地が良くて。

子供の頃は真面目で、高校生までずっと真面目ちゃんでやってたけど、そこだけは唯一自分が弾けることができる場所でした。

 

来てくれる生徒さんには感謝しかない

今の教室は100%自分の好きなことで、100%自分のペースですることができているので不満もないし、充実感もあります。

人と関わる仕事だからどうしても人間関係で悩むことはあるけど、特にそれが障害とも思わない。

楽しいし、嬉しいことばかりだから来てくれる生徒さんには本当に感謝しかないです。

私は本当に大きな経歴もないし、地元で何か成し遂げたとかでもないから、私のことを知らない人がレッスン来てくれて通ってくれるのが自分の中では大きい。

元々私のことを知っていて仲良いから遊びに来てくれるのではなく、本当にはじめましてでレッスンに来てくれて、レッスンを受けて、「楽しかったですまた来ます」って言って帰ってくれるんです。

何者かわからない人にお金を払ってレッスンに来てくれるんだ、って自分の中では本当に感動します。

正直免許とって東京に戻ろうと思ってたんだけど、なんか居てもいいかなあって。

 

東京にいた時は精神的にしんどかった

今は100%好きなことでやれてるけど、東京にいた時は逆で、芸能の世界の競争率も高いし、それで収入を得ることは難しかった。

上り詰めないと自分の芸でご飯は食べれないから、もちろんバイトもしないといけないし、そうすると24時間のうちに自分が好きなことにかけることができる時間が本当に少なくなってしまいます。

生きていかなきゃいけないけど自分の夢も追いたい、そのギャップが結構辛かったかなあ。

学生の時はみんなで頑張ろうねった感じだったけど、学校を卒業してからは1人でやらなきゃいけないし、卒業してからの2年間は精神的にしんどかったです。

卒業してからもダンスの活動を続けていたんですけど、自分のやりたいことと違ったり、着たくない衣装を着たり思ってたのと違うなって。

まあでも好きなダンスはできてるし、お金をもらうことはできないけど、人前に立たせてもらうことができてるから、これでオッケーにしようって自分を納得させて押し込める感じでした。

 

自分のわがままは自分で聞く

自分の機嫌をとるときはK-POPを聞いてニヤニヤしたり、今やりたいことは今やるようにしています。

後回しにせずに、今やりたいことを今やるというか、自分の出来る範囲のわがままは全部聞きます。

変に制限をつけるよりかは、好きなことを可能な範囲でやるのがいいかなって。

24歳になって、あと何年かで30歳なんだ、あと何年かで40歳なんだと考えると、自分が若いうちに本当にやりたいことを全部やってしまいたいんです。

 

1日のうちの時間はほとんどダンスに

24時間のうちはほとんどダンスのことをしています。

自分の教室のこと、レッスンやその準備、イベントに出る時は作品作ったりとか。

ダンスはもちろん好きなんだけど、K-POP愛が強すぎて、勝手に考えちゃうんです(笑)

極めたいとかそういうのではなくて、日常の一部で、ただ自分が整うというか、リセットできるみたいな感じです。

 

1年前は今より7キロ太ってた

身体が資本だから健康には気をつけています。

1年前くらいは今よりも7キロくらい太ってたんです(笑)

今気にしていることはタンパク質の摂取で、植物性のプロテインを飲んだり、体重落としたい時は鶏肉生活をします。

ささみは無理だけど、胸肉を主食にして食べるようにして、ポン酢かけたり、塩かけてとか、細かく刻んで納豆と混ぜたり。

普段はダンスですごく動くので、エネルギー不足にならないために、炭水化物はカットしないように気をつけています。

たくさんは食べないけど、白米を摂取するようにしてるし、でもそういうモードの時はお菓子はあまり食べないかなあ。

上京したての頃は寮母さんのご飯を食べてたんだけど、卒業したあとは一人暮らしを始めて、コンビニ飯ばっかりでした。

コンビニでバイトしてたので廃棄品をすごい食べてたし、店長さんに可愛がられてたからケーキとかかってくれたり(笑)

あと、私お酒飲むから、ビールが好きだし、しみるよね(笑)

 

がっかりされるなら自分が頑張る

でも、すごく太ってる人にダンス教えてもらいたくないなって思うし、K-POPもしてるから細くてすらってしてるのをイメージしてみんな来てくれると思うんです。

だから、そう考えたらみんなの期待を裏切るのはなんかなあと思って、「YUMYUM」を始めてから意識は高くなりました。

がっかりされるんだったら自分が頑張ろうって。

今通ってくれてる生徒さんが楽しく通ってくれることが今の一番の願いです。

個人的なビジョンはあまりないかなって。

でも色々楽しいことはしたいです、若いうちに。

遊ぶこともそうだし。

みなさんぜひK-POP踊りに来てください。

 

「K-POPカバーダンス教室YUMYUM」詳細

毎週木曜日•日曜日 18:00〜
富益公民館

火曜日(第3火曜を除く)10:00〜
河崎公民館

水曜日(第3水曜を除く)18:00〜
和田公民館

1レッスン 60分
※レッスン費に関してはお問い合わせ下さい。初回は要予約。

Instagram
Email:86yum18@gmail.com

(Visited 1,240 times, 1 visits today)
The following two tabs change content below.
comeoyogu

comeoyogu

米子市出身のローカルクリエイターユニット。取材記事の執筆や動画・写真撮影などのクリエイティブワークに加え、イベントや屋台などによる場づくりも営む。

関連記事

  1. 取材

    1日で200個のおにぎりを売る「おむすび屋ひとむすび」おにぎり君にインタビュー

    今回は、大山町でおにぎりを売っている小橋さんにインタビューをしてきま…

  2. 取材

    18頭ものヤギを飼う「やぎのいえ」竹川奈緒さんにインタビュー

    2018年4月に鳥取県西伯郡伯耆町に移住し、「やぎのいえ」という屋号…

  3. 取材

    人気のそば屋さん「つなぎや」の店主は赤髪の女性!?

    赤髪がトレードマークの女性そば職人の遠藤さん。今回はそばにかけるあつ…

  4. 取材

    米子出身の画家、安藤真央さんにインタビュー

    今回は米子出身で画家として活動をしている安藤さんにお話を伺う事ができ…

  5. 取材

    「スポーツトレーナー」岩田彩伽さんにインタビュー

    こんにちは!今回はもりさとの専門学校時代の後輩にあたる、岩田彩伽さん…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

最近の記事

  1. 取材

    1日で200個のおにぎりを売る「おむすび屋ひとむすび」おにぎり君にインタビュー
PAGE TOP